2010年10月5日火曜日

ジャグジー、外国人の視点?

ずいぶん前にジャグジーにおける社交性で日本人の立場から、海外で
外国人とジャグジーで出くわした時の視点を書いたが、今日面白い事
を経験した。

つい先ほど、出張先のホテルのジャグジーにつかっていると、外国人
の二人組が後から入って来た。

まだ向こうは話をしていないため、英語がどの程度出来るのか、わから
ない状況なので、こちらから軽く挨拶をし、返事が来ると明らかにアク
セントがあった。英語は母国語ではないが、日常会話には不自由のない
程度の、ヨーロッパから観光で来ている二人組だった

自分がなぜ今出張に来ているのか、向こうがどこの国の出身か、自分の
もとルームメイトが彼らと出身が同じ話や、今日はどこの観光に行った
のか、や、自分は過去に住んでいた事があるのでどこが観光に良いか
等の小話をした。

小さいジャグジーで気まずい空気は嫌なのと、そこから会話が弾み、
ひょんなところで会った異国の人達なので、なにか面白い話ができる
かと思ったのだが、話してみた結果相手が会話に乗り気ではない事が
伝わって来た。

もちろんなにか変な態度を示されたとかでは全くないのだが、
いまいち食いつきがわるい。観光で来ていて、旅先で知り合った
人と、この町の話をするのはまあ無難かとおもったのだが、
「私たちはあまりあなたと話したくはないですよ」といった気まず
さが伝わってくる。

そんな感じだったので、無理強いはせず、会話を終わらせると、なんと
その一人が自分に背を向け友達と母国語で話し始めてしまった。。。

その後はむしろ自分がそこにいるのが居心地が悪くなったので、
少し浸かったら、"Have a good night"と笑顔で言ってさっと
出てきた。

よっぽど自分が相手が話したくなくなるような態度やしゃべり方
だったのであれば話が別だが(そうでないことを願う笑)、気まず
い空気の中、早くジャグジーを出たくなってしまうようなこの対応
には、正直良い気分はしなかった。

もう英語での雑談の向上を試みて長くなるが、そこで思ったのは、
自分がアメリカに来たばかりのころの社交性の無さは、外国人にこう
映っていたんだなあ、と思った。ここまで明らかに逆の立場に立った
ことが無かったため、特にジャグジーという自分の意識していた社交の
場での事だったので、すごくそれが実感できた。同時に、これからの
時代、とくに外国を仕事の場に選ぶ場合は、こういう事を意識する
日本人が増えてほしいなあ、とも勝手ながら思った。

また、ジャグジーの例を考えると、自分もアメリカに来たばかりの頃
と比べるとずいぶんSocial skillがついたんだなあと恥ずかしげも
なく(笑)今日思ったのだが、考えるとどこかで「どん」とうまく
なった覚えは無い。

つまり新しい外国語を覚えるのや、絵が描けるようになることと一緒
で、新しい文化での雑談の上達も、基本は続けることらしい。

もちろん英語でのカジュアルトーク(雑談)上達方法 Part.1でも書いた
が、雑談をしている「ふり」をするのであれば色々技がある。これも
必要な場合もあるし、まったく雑談に参加できないよりは第一ステップ
としては良いと思う。しかし本当に異文化での雑談を楽しめるように
なり、自分のメインテーマでもある国際環境で強いリーダーシップを
発揮するために必要と考える、本当の雑談スキルを得るのには、どう
やら辛抱強く長く続けるのが一番の近道らしい。

ただ、その最短の道を、興味のある方には自分の間違い、経験から
このブログで紹介し続けて行きたい。