2011年1月3日月曜日

ハモネプ!

弟の舜達のグループがまたハモネプという番組に出るみたいです!
jokerというチームのボーカル担当で、1/11放送です〜。でも北米
では見られない(涙)。

英会話における「アドリブ力」の重要性

もうずいぶん前になるが、仕事場で起きた出来事である。

あるプロジェクトで、同僚と二人でプレゼンの準備をしており、
そのプレゼンの際の役割分担をしている時である。このプレゼン
中に5分ほどの映像クリップを流す必要があり、二人の役割分担
をきめながらその同僚が、

「じゃありょうはこの映像を流しているときに、適当に映像に
合わせて見ている場面の内容を説明してくれないか?」

と言ってきた。

ああ"Ok"と軽く返事をし、同僚がその映像を流した際に気づいた
事は、まったく流れている映像に合わせて、英語で「適当に」
コメントが出来なかったのである。うまく出来ない自分を気遣い、
じゃあ俺が手本を見せるよ、と、その同僚はすらすらと流れる映像
にコメントをアドリブでつけてみせてくれた。この同僚は英語が
母国語の、会社のリーダーの一人である。

ほらこんな具合に、簡単だろ、と。手本まで見せられて再度
自分がやってみると、それでもうまくまねすら出来なかった。

その当時仕事の上でも英会話はあまり不自由がなかったため、
その経験がかなりショックだった。。。

日本語で考えると当然のことなのだが、慣れた相手といつもの
会話をするのと、とっさの状況でアドリブでうまく何かを話すの
では必要な会話のスキルが違うと思う。上の映像にコメント
をつける例は、英語においてもアドリブが難しいということに
自分が気づいたきっかけであった。

しかし、あまり一般的にはアドリブが英会話のスキルのなかで
大事と強調したり、英語教育でアドリブ力を磨こう!といった
類いのことはあまり聞いた事がない。また、それを試す方法、
および上達させる為の方法論もあまり聞かない。

ここ最近、この英会話における「アドリブ力」、英会話力を
より実用的にする為に、もしかしたら一番重要な要素かもし
れないと思うのである。

以下のような例を考えてみてほしい。

ビジネス:

- 新しい仕事の為の面接の時に、何かうまく自分をアピール
しなくてはいけない時の会話
- マネジャーや上司と、給料など何か権利や条件の
交渉をしている時の会話
- 突然準備無しに人前に立ってスピーチをしなくてはならない時の英語
- なにかプレゼンテーション後の、ステージ上での質問に対する応答
- プレゼンで緊張したときに、準備していない事を
言わなくてはいけない時
- ミーティング中の流れの中での発言
- 電話やビデオ会議で、相手の顔が見えにくいなか、発言を一回で
まとめてうまくしなくてはならない時の会話

日常:

- ランチなどの列に並んでいる時に、前後の顔見知りではない
仕事仲間となにか話をしないと気まずい時の会話
- ホームパーティーやバーにおける知り合ったばかりの人との会話
- エレベーターの中での近所の知り合いとの雑談
- 突然駐車場で気の強い外国人ともめた時に、がああと言われた
時に言い返したいとき(笑)

コミュニケーションのなかで、大事な場面ほど結構準備をしていない
時にくると思う。そして自分の意見を待ってくれないか、その場で簡潔
に言わないと効果が軽減する場合が多いと思う。

仮に日常会話や仕事場で通常は英語が不自由がない人でも、
上のような状況ではうまく言いたい事が言えなかった経験を
した事がある人は多いのではないだろうか?

これらのどの場面でも共通しているのが、とっさに自分の思った
事を、きっちりアドリブで伝えなくてはいけないという点である
と思う。

そして、このアドリブ力が向上すると、うれしいことに雑談が
楽になり、各種交渉がうまくなり、プレゼンで脱線しても回復でき、
会議で発言がより出来る様になり、突然言われても人前で話がしや
すくなり、そして、道路や駐車場で喧嘩したときに外国人を説き伏せ
る事が出来る様になるといったように、良い事尽くめである(笑)!

さてここで問題は、上のリストのような場面に頻繁に出くわす人は
知っているかもしれないが、自分が映像のコメントの例が無くては
気づかなかった様に、通常は英会話における自分のアドリブ力の有無
をあまり把握はしていないのではないかと思うのである。

そこで、上の例の経験から、こんなことをしてみた。特に英会話
に自信のある人にはぜひトライしてみてほしい。

www.youtube.comに行き、何でも良いので目についた映像を
瞬時にクリックする。そして、何も下準備無しに初めて見る映像を
英語で実況中継してみるのである。英会話が得意な人でも、やって
みると以外にこれが難しい事に気づくと思う。コメントがまったく
途切れず、気まずい沈黙もなく、おもしろおかしくその初めてみる
映像をすらすら実況中継できるのが目標である。

そして、実際に試してみたのだが、自分の周りの英語が母国語で
コミュニケーションが得意な人達は、これをすらすらとやってのけ
られた。

欧米人は、自分の意見をがんがん言う文化のせいかは分からないが、
このアドリブの経験が日本人に比べてよりあるような気がする。
さらには英語は我々にとって第二外国語なので、アドリブをきかせ
る為にはより訓練が必要である。

以外と見落とされがちな英会話におけるアドリブ力、磨くと英会話
全般の、特に重要な場面でのコミュニケーション力がすごく向上する
ので、ぜひ試してみてほしい。