さて、"Steak & BJ"、このタイトルをみて笑っている人はどれ
ぐらいいるだろうか?
ひさしぶりのおとなの英語の読み物を書いてみたい。
自分も、この表現を聞いたのはつい最近である。初めて聞いた時は、
「なにそれ?」であった。非常にアメリカらしい表現とも言えるかも
知れない。
実はその後、友達数人にこの表現を聞いたところ、アメリカ人でも
知らない人も結構いた。ネットの情報によると、この表現が知れ渡った
のは2002年あたりということなので、表現としても比較的新しい
のだろう。
日本語訳は、「ホワイトデー」になる。ますます分かりにくい
と思う(笑)。
まずこの表現の意味の前に、予備知識としてアメリカのバレンタイン
デーの仕組みを書かなくてはならないと思う。
こちらのバレンタインデーは、日本での女性が男性にチョコレートを
あげる、アプローチするといった形ではなく、基本は、男性が女性に
対して花をあげる、プレゼントをあげる、ロマンチックなことを
する、ディナーをセットアップする、といったことをする。カップル
の場合はお互いにプレゼントをあげ合うという形もよくあるが、
日本: 女性 ー> 男性
アメリカ: 男性 ー> 女性
という図で良いと思う。
自分のアメリカ人の友達の言葉を借りると、
「バレンタインデーは、おなじHの為に、いつもより労力が
かかる日」
と説明していた(笑)。
話を戻すと、ちなみに、ホワイトデーという表現もイベントも、
アメリカには無い。少なくとも一般的に認知されたものはないと
思う。
そして、まだバレンタインデーしか無かった頃に、バレンタインデー
が男性が女性に対して、女性の好きな事をするという日なのに、
「じゃあなぜ女性が男性に対して、男性の好きなことをする日
はないのだ」
と言った人が出現し、女性が花やお洒落な食事や、ロマンチックな
デートが好きなのであれば、男が好きなものは"Steak & BJ"だ!
といったことらしい。
つまり、"Steak & BJ"とは、女性がバレンタインデーのお返しに、
3月14日にあげる物のことをさし、3月14日のことを、
"Steak and B.J. Day"とも言う。
ちなみに、BJとはBlowjobの略で ( yahoo!辞書の日本語訳 )、
アメリカでは男の好きな物の代表例は、ステーキとBJというのが
面白い。