2009年2月20日金曜日

ルームメイト達のSocial skill

先日の夜、自分の家に帰って来た時の出来事である。

家に帰り、キッチンへ向うと、ルームメイトが友達と
3人でリビングルームで雑談をしていた。自分の
ルームメイトはドイツ人で、その日はドイツ人同士で
集まっていたようで、話している言語は当然ドイツ語
である。しかし、自分がキッチンへ入ったことに気づく
と同時に、3人が英語で話し始める。

ここできちんと状況を伝えたいのだが、キッチンから
リビングの3人がいた場所までは10メートルほど
離れており、さらには自分はキッチンの後ろにいたため、
3人の顔も見えず、当然会話にも参加していなかった。

そんな状況でも、3人は、ドイツ人ではない自分が
部屋の会話の聞こえる距離に入ったため、自分たちしか
理解できない言語で話すのをやめ、会話を英語に切り
替えるのである。

そして、ルームメイトも含め3人とも、発音などから英語を
お互いに話す事が楽である人たちでもない。

あまり大した事には聞こえないかもしれないが、逆の
立場で考えてみてほしい。

自分の気心知れる日本人友達と、自分の家で日本語で
会話をしているとする。そして、ドイツ人のルームメイト
が夜家に帰ってくる。そして、10メートル離れた顔の
見えないキッチンにルームメイトが入ったことに気づいた
とき、そのルームメイトが日本語がわからないという
理由により、3人の日本人は自分たちの会話を英語に切り
替えるであろうか?繰り返しになるが、その3人の会話には
ルームメイトはまだ参加していないので、会話をしているのは
3人の日本人だけである。

自分の場合、これは間違いなく、この時点でルームメイトに気を
使って英語で3人で話すという事は無い。

仮に会社などで、日本人が数人いる中、外国人が会話に参加し
てきた場合は日本語の分からない人に対して失礼でない様に、
会話を英語に切り替えるよう努めている。

しかし、先日の出来事が特に印象に残ったのは、自分が会話に
参加しておらず、距離もかなりあったにもかかわらず、会話を
英語に切り替えたルームメイト達のSocial Skillに感心した
からである。

いろいろな国のひとが混ざっている環境で生活していると、
様々な考え方を学べて面白い。その日、この母国語と
英語の切り替えに関して、もうちょっと意識を変えなくてはな、
と感じた。